初めての富士登山の服装、持ち物!女性初心者向けに必要なものリスト

標高が上がると雲が眼下に広がります

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初めての富士登山。日本人なら一度は富士山に登ってみたいと思うのも当然ですよね。2013年6月には世界遺産に登録され、ますます登山者が増加しました。しかし、残念ながら登山にふさわしくない装備、振る舞いも同時に増えてしまったのも事実。
 身近になったとはいえ、国内最高峰。しっかりした装備、服装、マナーを身につけてのぞみたいもの。そこで、山に登り慣れていない初心者にもわかりやすく、富士山に登る前に気をつけたいポイント、持ち物、準備、服装をご紹介します。
 しっかり準備すれば、初めてでも安心。楽しい登山になるに違いありません。

▼登山の服装の基本を知りたい方はこちら登山の服装ってどうするの?女性初心者コーデを予算別に完全解説

富士登山初心者さんにおすすめの登山時期・ルート

富士山の五合目は登山客で溢れかえっています
富士山の五合目は登山客で溢れかえっています

富士山の標高は、3776m。言わずと知れた日本一の山。登山道が開かれるのは、7月〜9月上旬で、それ以外は、雪が残り真冬は氷点下になり登山に適しません。混雑しますが、初心者は、気温が十分に上がる7月中旬〜8月中旬がベスト。登山道は9月も上旬まで空いてますが、初心者にはおすすめできません。

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 また、登山は基本的に単独で登らずグループが基本。特に初心者は、必ず、上級者との行動を心がけたり、専門ツアーやガイド利用などが必須です。くれぐれも無理は禁物です。

初心者におすすめの富士山登山ルートは?

富士山に登るには、4つのルートがあります。「吉田ルート」「須走ルート」「御殿場ルート」「富士宮ルート」です。
そのうち、初心者にも人気なのは、「吉田ルート」「富士宮ルート」。

それぞれの特徴をみてみましょう。

首都圏からのアクセス抜群!人気の「吉田ルート」

4つルートのうち最も人気なのがこの「吉田ルート」。何故なら、首都圏から富士スバルライン五合目からエントリーして登山道へすぐというアクセスの良さ。新宿から富士スバルライン五合目まで直結の高速バスもあります。

↓吉田ルートへの高速バス
富士急行バス 富士山五合目~新宿線

また、七合目までよく整備されており山小屋も多く、休憩がとりやすい点も初心者に人気の理由。その分、ピーク時の混雑は避けられませんが、ゆっくり無理せず進めるためおすすめです。

標準コースタイム (登り)5時間30分 (下り)3時間
コース距離 約15.1km
五合目の標高 2305m

最短で山頂へ!「富士宮ルート」

標高2400mからのエントリーで4つのルートのうち最も高い地点からスタートするため山頂まで最短で到達できる人気の富士宮ルート。東海道新幹線の三島、新富士駅から路線バスでアクセス可能なため遠方からの登山者の利用も多くなっています。

↓最寄りの富士宮駅からの路線バスはこちら
富士宮口五合目行き

富士宮ルートの山頂には、浅間神社奥宮があります。お隣には日本一高いところにある郵便局。ここから登頂記念のハガキを出すことができます。営業は、7月10日から8月20日頃のピーク時のみなので事前に確認すると安心です。

標準コースタイム (登り)5時間 (下り)2時間30分
コース距離 約10km
五合目の標高 2400m

慣れてきたら多彩な「須走ルート」も

登りでは、唯一、ルート上に樹木帯があり、下りには爽快な砂走りがある多彩さが魅力の「須走ルート」。六合目より上なら、富士山の目的の一つである「ご来光」を正面から拝めるのも魅力。小田急の新松田駅や御殿場駅から路線バスでアクセスできます。

新松田駅から須走五合目まで路線バス
御殿場駅から須走五合目まで路線バス

下山道の砂走りでは、文字どおり砂の斜面を一気に駆け下り爽快感抜群です。後述しますが、砂がシューズに入らないようにスパッツを忘れず用意しましょう。標高差もある比較的健脚者向けのルートです。

標準コースタイム (登り)5時間30分 (下り)3時間
コース距離 約14km
五合目の標高 2000m

標高差は2300m!健脚者向けの「御殿場ルート」

富士山のルートとして最長の「御殿場ルート」。登りは、標準で7時間30分要し山小屋1泊は必須。七合目まで山小屋がなく、飲料や食料の補給もないため初心者には、不向き。その代わり空いており混雑に悩まされることがありません。下りの大砂走りは、一気に駆け下りることができるため3時間ですみます。

また、この超ロングの御殿場ルートの攻略法として、富士宮ルートの入り口である富士宮五合目からこの「御殿場ルート」へ分岐する通称「プリンスコース」を利用すると、一気に標高を稼ぐことができ御殿場ルートの六合目から入ることができます。「プリンスルート」とは、皇太子様が利用されたことからついた宝永火山コースの通称です。

標準コースタイム (登り)7時間30分 (下り)3時間
コース距離 約19.5km
五合目の標高 1440m

このように4つのルートはそれぞれに魅力があります。自身の体力や技術に応じて上手にルートを選びましょう。

富士登山で気をつけたいのは気温差

山頂に近づくにつれ真夏から真冬の寒さに
山頂に近づくにつれ真夏から真冬の寒さに

富士登山で気をつけたいのは、標高による気温差。真夏から真冬へ一気に変化するため日中半袖でも暑いくらいなのに、山頂では真冬の気温になります。どのくらい下がるかというと、標高が1000m登るごとに6℃下がりますから、富士山の山頂は、約22.7℃も下がります。平均的には、登山シーズンの山頂は5℃前後。

参考)気象庁の富士山頂の1時間ごとの気温

日の出前は、真夏でも0℃近くなることもあります。ご来光を待つ間は動かずじっとしていますので、体温も下がります。真冬の夜に外でじっとしていることを想像してみてください。ダウンジャケットでも凍えそうになるくらいです。
このように、気温差に応じた脱ぎ着ができる服装の準備が必要になるのです。

標高差による気温の変化は「登山の服装ってどうするの?」でも詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

いよいよ富士登山!事前に準備しておきたいこと

日本一の富士山に登る前に準備しておきたいことがいくつかあります。

高山病に備えた無理のない計画を

高い山に登る時に気をつけたいのは、高山病。血中の酸素濃度が不足して頭痛や吐き気などの症状を引き起こします。登山に慣れていても急激な高度上昇は、高山病の恐れがあります。少しずつ高度を上げ慣れることが必要。初心者さんは、山小屋1泊がおすすめ。日帰りの弾丸登山は、疲れも招き非常に危険です。

高山病対策

  1. ゆっくり休憩を入れながら一定のペースで進み高度になれる
  2. 登山の前日はしっかり睡眠をとり体調を万全に
  3. 登山中は、水をこまめに摂取
  4. 酸素不足を補うグッズをうまく利用


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コンパクトなサイズになっていますので、これを1つ持っておくと安心です。
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手軽にタブレットとして酸素補給。


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こちらは、水に垂らして補給するタイプ。水と一緒に摂取できるのが便利ですね。効果は、実感する人としない人がいるようですが、高山病は本当に辛いので、試してみるのもありですね。

それでも高山病になってしまった時は、高度を下げることが大事。救護所を利用したり、無理をせずに下山しましょう。

事前の練習登山は必ずしましょう

山に登ったことがないのに、観光の一環として富士山を目指す方がいますが、安易な登山は事故の元です。事前に装備せず、ルートも知らず登って、道迷いの遭難、発病などで周りに大変な迷惑をかける恐れがあります。実際、安易な登山が増えたため死亡事故も増加傾向。決して甘くみずに、十分な下調べ、装備、体力づくりをすることをおすすめします。

体力づくりのほか、トレッキングシューズを履き慣らすことや、基本的な登山ルールを覚える意味でも2〜3回は、練習として山に登っておきたいもの。

高尾山(599m 東京八王子)、筑波山(877m 茨城県つくば市)、丹沢山(1,567m 神奈川県相模原市)など登っておくだけでもだいぶ違うかと思います。
余裕があれば、2000m、3000m級の山に登っておくと高さにも慣れさらに安心ですね。

高尾山登山コース
筑波山登山コース
丹沢登山ガイド

富士登山必要な持ち物・服装

富士山は、日本一の山。標高は3776mにも及ぶためそれなりの装備が必要になります。
ルート別に、少々特別な用意も必要になるかもしれませんが、基本的には気温の変化、高度に耐えうる準備をしておくことが重要です。

また、初心者の方は山小屋1泊がおすすめ。ゆっくり進むことができますし、高度になれる意味もあります。山小屋は大変混雑しますが、食事もしっかりと取れますし、少しでもしっかり横になって休息するだけでも違います。今回は、最も一般的な山小屋1泊、吉田ルートで必要な装備を想定してご紹介します。

ザックは30リットル前後で

ザックは、もちろん登山用で。容量は、30L前後が山小屋1泊にはちょうどいいです。容量以外に、気をつけたいのが座高にあった背面長と言われる背面の高さ。男性用だとサイズが合わないので、女性用を選びましょう。お店で背負ってみて腰ベルトをしっかりとしめホールド感を確かめてください。

また、ポケットの位置、数なども使い勝手が違います。他にチェックしたいのがレインカバーの有無。雨の時に、ザックが濡れ浸透すると中の食料、衣類が使えなくなるだけでなく雨を吸って、重くなります。レインカバーが付属してない時は、別途購入しましょう。

ご紹介するのは、2つともレインカバー付属です。

ミレーは、入れるところが上下2つに分けられた2気室構造。着替えなど日中使わない荷物は、下に入れておくと便利。



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雨に備え、防寒もしてくれるレインウェア

山の天気は変わりやすく、雨に打たれると不快なのはもちろんのこと、体温が奪われ低体温症の危険があります。レインウェアは、登山用のしっかりしたものを持っていきましょう。天気予報が晴れでも必ず、上下必要です。風を通さないため防寒具にもなります。東京の真冬の最低気温まで冷え込む山頂では、必ず必要になります。上下セットで10,000円程度のウェアもありますが、少し、奮発していいものを購入することをおすすめします。


登山靴は必ず試しばきを

石と砂礫がメインの富士山の登山道。ゴツゴツした斜面を、休憩を含めひたすら10時間弱歩くことになります。登山靴は、ソールがしっかりしたものを。足型にあっているかも大切。必ず試しばきして、ぶつかるところがないか、違和感がないか確かめましょう。厚い靴下を履くので通常より0.5cm〜1cm大きめのものを。
できれば足首を、しっかりホールドするハイカットがおすすめ。せめてミドルカットを選びましょう。

富士山に行く前に、履き慣らしておくことをおすすめします。


速乾性のある長袖シャツ

富士山は、遮るものがない独立峰です。須走ルートの一部を除き樹木もなく直射日光の影響を強く受けます。日焼けを防ぐためにも、長袖か半袖とアームカバーで肌を守りましょう。その際、必ず、通気性があり、速乾性がある素材を選んでください。素材は、乾きやすい化繊。洗濯表示を確認して素材は、必ずチェックする癖をつけましょう。綿は、濡れても乾きにくいため絶対NGです。下着も、スポーツ用を選びましょう。


トレッキングパンツやハーフパンツとタイツで

トレッキングパンツは、通気性、伸縮性、速乾性が必要です。トレッキングパンツとして販売されているアウトドアブランドのパンツを選びましょう。サポート力のあるタイツとキュロットなどハーフパンツとの組み合わせもおすすめです。


防寒のためのウィンドシェルやインナーダウン

富士山頂の気温は、東京の真冬の夜と同じ。風も強いため体感温度はさらに低くなります。酸素も薄く過酷な環境です。

通常、山小屋一泊のスケジュールは、真夜中の2時ごろに山小屋を出発し山頂を目指します。山頂でご来光を待つため、夜明け前の最低気温の中、じっと朝日を待つのです。動いてる時は、体温が上昇しているので、寒さを感じにくいかもしれませんが、止まっていると20分もすれば冷え切ってしまいます。
真夏の登山とはいえ、ダウンやフリースは必須。その上にレインウェアを着て風も防ぎます。女性は特に、筋肉量が少ないため一般的に寒さに弱く冷えも気になるので防寒をしっかり意識し服装を選んでください。


ご来光待ちには十分な寒さ対策を。インナーダウンがおすすめです。



帽子も必ず用意しましょう

日光が直接当たるので、帽子は必須。紫外線は、肌へのダメージだけでなく目を介して吸収されます。また、強い紫外線は疲労の原因にもなります。スポーツ選手が、サングラスをするのは眩しいからだけではないのです。帽子も忘れずに用意しましょう。


夜中の登山道、山小屋での出発準備に必ず使うヘッドライト

ヘッドライトは、富士登山に必須。ご来光を見る場合、真夜中に山小屋を出発するスケジュールになります。周囲が寝ている中、山小屋で準備をするときに、真っ暗だと何もできません。ものを取り出すこともできず、メイクもすることもできず、夜中にお手洗いにもいけません。

また、夜中に山小屋を出発し山頂までの登山道では、足元を照らす唯一の光源です。ヘッドライトがないと、真っ暗で足元もはっきりしません。ゴロゴロした石だらけの道を歩くので、足元を照らしながらゆっくり進む必要があります。
また、ヘッドライトの乾電池は新品にして、できれば予備も持っていきましょう。


エネルギー切れを防ぐ行動食

長時間の激しい運動時にエネルギー切れを起こすのがハンバーノック。登山は、通常の運動より消費カロリーが激しいので、日常の1.5~2倍くらいカロリーを摂取します。かんたん消費カロリー計算!によると

50キロの体重で、4.5-9.1kgの荷物を持って山を登る(60分)の消費カロリーは383kcal。

ジョギングよりも消費します。

酸素も薄くなるため糖分が不足すると脳に送られるエネルギーが不足し、ぼーっとすることになります。水とともに、こまめな糖分補給が必須なのです。

選ぶポイントとしては、保存性、携帯性、エネルギー量、水分量など。普段はあまり食べない、ナッツなど少量で高カロリーのおやつを食べることにもなります。
また、疲労をとるため「クエン酸」「アミノ酸」なども有効です。


「栄養」的に、甘い(糖分)、酸っぱい(クエン酸)は欲しいところ。食感と消化、携帯性、保存性の観点から水分量にもバリエーションがあるとベスト。
硬い(保存性、携帯性がある)、柔らかい(消化、食感が良い)も混ぜてみましょう。

それぞれ、好みがあると思いますが、私のおすすめの行動食をご紹介します。持っていく際のコツは、ゴミになる包装はあらかじめとって裸にしておくこと。まとめてジップロックなどに入れておき、すぐに取り出せるようポーチ入れておくことです。

チョコレート

個別包装で溶けないのがベスト。気軽に購入できるので行動食の定番ともいえますね。

コンビニで手軽に買えるのは、森永の「ベイク」!

山用に開発されたチョコもあります。


干し梅

疲れた時に酸っぱさがたまらない!分けてあげるととても喜ばれるヒットおやつです。コンビニで手軽に入手可能なのも嬉しいですね。

カンロ まるごとおいしい干し梅 19g×6袋

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ドライフルーツ

お菓子の甘さだけでは飽きてきますが、ドライフルーツは自然の甘みが凝縮されている上、酸味もあり保存性もあります。

イチヂクを乾燥させたドライフィグは、食べやすくておすすめ。

甘酸っぱいドライいちごもおすすめ。

バナナチップスは、サクサク、ぽりぽりと食べられる。こちらは、塩がアクセントになっており、ミネラルも補給できるので一石二鳥!

富澤のスナック 塩バナナチップス

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ナッツ

 一粒で高いカロリーを摂取することができ、効率的なおやつ。保存性も高く、歩きながらぽいぽいと口に入れやすく行動食の定番です。普段はナッツを控えてる方も、登山の行動食として摂取すれば罪悪感もありませんね。おすすめは、ミックスナッツ。色々な味があり飽きません。

こちらは、ドライフルーツと組み合わせ。こんな風にナッツとドライフルーツを混ぜてジップロックに入れておくといいですよ。


糖分とミネラルと一度に手軽に補給できる塩飴

 登山は知らないうちに非常に汗をかきます。汗をかくと体の水分と一緒に、それに含まれる電解質(イオン)も同時に失われます。

電解質は、水溶性で、具体的には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど。これらの電解質が失われると筋肉の収縮がうまくいかなくなったり、体液の浸透圧の調節、神経伝達ができなくなります。スポーツドリンクは、汗と一緒に失われたこの電解質(イオン)を補給するためのもの。水の代わりにスポーツドリンクにするのもいいのですが、お茶にしたり食事に利用できなくなり不便です。

それを解決するのが、塩飴。十分な水と塩飴の組み合わせがおすすめですよ。

春日井製菓 塩あめ 160g×12袋

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タブレットタイプもあります。賞味期限に注意して購入しましょう。

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ちゅるっとした食感が喉をうるおす「羊羹」

 コンビニのレジの横に売っているビニールからチュルッと食べる携帯性のある羊羹。ツルッとした食感で食べやすく、すぐにエネルギーになるため行動食としても人気。水分が多いので少し重くなることと、ゴミが出るのが難点ですが、行動食のバリエーションも大事。小さなものですから2〜3個持って行ってみるのもいいですね。

スポーツ時の補給食用の羊羹は、取り出しやすさ食べやすさも考慮されています。

コンビニでよく見る羊羹も人気です。まとめ買いするといいですね。

かし原 塩羊かん 10本入×15袋

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下着などの着替え

山小屋一泊し、帰りは温泉に入って帰るのが一般的な富士登山の行程。一般の旅行と異なり、登山での宿泊は相部屋となり、全て着替えるのはまれ。富士登山者の人口が増えてますので、ピークの山小屋は、すし詰め状態。布団1つに2〜3人という信じられないほどの混みようなのです。グループで行ったとしても、知らない方と一緒になる可能性が大です。布団をかぶって着替えるなどある程度できますが、睡眠もたっぷりとるほどの時間がないため、ほとんどの人がそのままの格好で寝るのが実情です。

下着の替えは、温泉後に必要になるでしょう。また、雨に打たれて濡れてしまった、もしもの時のために予備の着替えも必要です。
着替えは、濡れたら元も子もありませんから、防水用のスタッフバックに入れましょう。容量をコンパクトにできるものもありますので便利です。


携帯酸素で高山病を防ごう

必携ではありませんが、ぜひ持って行って欲しいのが、携帯酸素。前述しましたが、酸素が薄くなり頭痛や吐き気が起こることは、多々あります。少しでも、軽くするため、携帯酸素を休憩毎に補給できるとベスト。コンパクトな携帯酸素や、食べる酸素のタブレットなど携帯性も優れたものがありますので、上手に利用しましょう。

その他、もしもの時のために、普段使っている薬類も持っていきましょう。風邪薬、頭痛薬、整腸剤、バンドエイドなどです。救護所があるものの、普段使っている薬の方が、ベターですし、体調が悪くなったらすぐ対処できるので、常備薬の持っていくことも忘れないようにしましょう。

市販のファーストエイドキットに普段使ってる頭痛薬など入れて、携帯しましょう。

富士山は、高山病の頭痛が出やすいので、頭痛薬の常備は強くおすすめします。

石鹸は使えないけど洗面・温泉グッズでさっぱり

富士山の山小屋では、お風呂もないのですが拭き取るメイク落としや汗取りシートなどで顔や体をさっぱりすることはできます。初めて山に登る方に覚えておいていただきたい山の常識として、石鹸類は使えないということ。下水もないですし、環境保全のため、使えるのは真水のみ。石鹸、洗顔料、歯磨き粉はNGなのです。
じゃ、どうするかというと、基本は、水でさっぱり。また、拭き取るタイプの使い捨てシートをうまく利用して汚れを落としましょう。出たゴミはもちろん持ち帰ります。

ただ、下山後には、ぜひ温泉にでも入ってさっぱりしたいと思いますよね。その時のために、お風呂グッズは、持っていきましょう。汗を洗い流した後に着る温泉後の着替えも用意しておきましょう。

水は、1.5L以上持参

山小屋にも売っていますが、水は必ず持参しましょう。日中は汗をかき脱水症状が心配です。また、こまめな水分補給は高山病にも有効。すぐに取り出せるように、ザックの外ポケットに入れたり、ハイドレーションと呼ばれる背中に水を入れたプラクティックバックを背負いそこからチューブで、水を吸うアイテムもあります。これだと、足を止める必要がなく、少しずつこまめに水を飲めます。

グループで歩いていると、休憩時間じゃないとなかなか水を飲めないなんてことになりがちですが、ハイドレーションはその心配から解放されます。
想像以上にかなり「買い」のグッズです。

登山の水分補給については、こちらもご参照ください。
登山に必要な水はどのくらい?どんな容器がいいの?

ハイドレーションの欠点は、残量が見えないこと。手元に別容器で500mLくらい取っておくことで、知らずに飲みきってしまうということを防げます。

ぜひ、お試しください。

使うものをさっと取り出せるポーチやサコッシュ

ザックに全て入れていると、行動食やハンカチ、地図、カメラ、お財布などさっとすぐに取り出したいものへのアプローチが面倒です。なので、ウエストポーチやポーチ類は欠かせません。ザックのショルダーベルトにつけるタイプのものや、地図が入れられるポーチ、取り出しやすいウエストポーチなど必要になってきます。登山では、体力を節約するため無駄な動きを極力抑えることが重要。ザック以外の小物をしまうポーチ類も、ぜひ一緒に準備しましょう。

こちらは、開くとジッパーロック型の防水クリアマップケースを備えており、地図を見たい時、ストレスながありません。中も仕切られており使い勝手がよくおすすめです。


こちらは、グラナイトギアのサコッシュ。軽くてシンプルな作りで人気。

持っていくと役に立つグッズ

慣れないとなかなか気づかないのに、ないと不便、あると快適になるちょっとしたものをご紹介します。

ゴミ袋

 富士山に限らず登山では、全て込みを持ち帰ります。行動食、食事で出たゴミは、ジップロックなど密閉できる袋を持っていきまとめましょう。レジ袋などで代用すると、水分や匂いがが少しでもあると溢れて大変なことになります。

手ぬぐい・ハンカチなど

 手ぬぐいは、実はアウトドアで使えるグッズ。登山中に汗を拭ったりお風呂の後に体を拭いたりできます。首の周りにかけて紫外線を防ぎながらあせも拭うなんてことも。手ぬぐいは、切りっぱなしなので水滴がキレやすく山で首に巻いている方を多く見かけます。山小屋のオリジナル柄のお土産としても人気。
また、今治のタオルは人気があります。

もちろん、アウトドア用に開発されたタオルは、吸水性、速乾性に優れており持ち運びにも便利です。抗菌加工も施されており清潔に保てます。


携帯用コップ

 山小屋ならなくても問題ありませんが、休憩時にコーヒーを飲んだり水歯磨きするときもあると便利。


スパッツ(ゲイター)

 須走ルート、御殿山ルートでは、砂走りがあるため靴に砂が入らないように必須。ただ、初心者向きの吉田ルート、富士宮ルートでは特になくても問題ないです。


トレッキングポール

 必須ではないが、あると便利。特に下りでは威力を発揮します。足元の崩れやすい場所では、ストックで足場を確認しながら進むことができます。使わないときは、小さくしてザックへ収納。軽くて丈夫、自分の背丈にあったストックを選びましょう。


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流せるティッシュ

 富士山なら山小屋も多く、供給量も十分に用意しているだろうから心配は少ないかもしれませんが、ティッシュは何かと便利。

お手洗いで備え付けのトイレットペーバーが万が一切れたときに使えますし、コーヒーを飲んだ後のコップの汚れを拭いたりすることができます。食器は基本的に山では洗えず、ティッシュで汚れを拭き取り、密閉できるゴミ袋にしまうのが基本。下山後、ゴミを捨て食器は、キレイに洗えばいいのです。使い道は何かとあるので、持参すると便利です。

水に流せるポケットティシュ

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富士登山初心者持ち物リスト

先にご説明した道具、服装などをチェックできるよう一覧にしました。実際に、私が山に登るときのチェクリストのグッズを載せてます。これで困ったことはありません。
1つ1つ確認して、忘れ物がないようにしましょう。クリックすると拡大できます。ダウンロードしてお使いください

富士登山山小屋泊に必要な持ち物リスト
富士登山山小屋泊に必要な持ち物リスト

まとめ

憧れの富士山。登山などしたことない、高尾山くらいしか登ったことないという方も毎年大勢の方が登る日本の霊峰です。登山が初めてという人でも目指したくなるほどの、人気ぶり。
ただし、標高日本一の山は、それほど甘くありません。今回は、富士山に登りたいと思っている初心者に向けに書いてみました。事前準備をしっかりすれば、知識不足で起こるトラブルを避け、無理のない行動をとることができます。

世界遺産になった富士山。これを読んでぜひ、堪能してください。

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