円満退社できる退職理由に入れるべき2つの理由!本音と建前を使い分け

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転職活動で一番難しいは、次の会社探しではなく実は会社を辞めることであるケースもあります。退職の意思を上司に伝えることが転職活動の最初の一歩であり、こじれた場合は最後の関門にもなりえます。ここを間違ってしまうとせっかくの転職活動自体が台無しになる恐れもあります。

今回は、円満に退職するための退職理由選びについて紹介していきます。

退職理由は基本的には「一身上の都合」でOK!

基本的には退職理由というのは、「一身上の都合」で問題なく会社に言わなければならない理由は法律上ありません。
しかも、雇用契約自体は、社員からの申し出があった日から2週間以上(※)たてばどんな理由であっても退職ができるようになっています。
(※)一般的には就業規則で定められていることがほとんどです。就業規則を事前にチェックしておきましょう。

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そのため「一身上の理由」という形で詳しく退職する理由を言わないから退職ができないということにはなりません。

とはいえ、上司にも感情がありますし、会社で重要なポジションで仕事をしていたりするとなかなか簡単に辞めることはできず、引き止めに会うことも珍しくありません。そんな時には、納得できる退職理由を誠意をもって説明することで円満に解決できる可能性があります。

次からは円満に退職するための退職理由の例をいくつか紹介していくので参考にしてください。

退職理由は本音と建前を使い分け!「前向き」と「やむを得ない理由」で

退職理由を上司などに伝える際に大事なポイントは、「確実に退職できること」と、「退職が決まってからも雰囲気良く過ごせること」です。
退職しても関係が続く場合もあるでしょうし、同じ業界であれば何かと関わることもあるかもしれないので、会社の人たちとは円満に退職を迎えたいものです。

そこで大事なのが、どのような退職理由で辞めるかということになってきます。ここではおすすめの退職理由を紹介していきます。
ポイントは、「前向き」な理由と「やむを得ない理由」です。

キャリアアップをしたい:前向きな例その1

前向きな理由は進めやすい

「キャリアアップしたい」というのは、会社を辞める理由としてはとても前向きですし、退職理由としてはもっとも否定しづらい内容です。この理由だと今の会社への不満ではないため上司も止めづらくなります。

ただし、この理由は「言い方」が大事になってきます。伝える上司などは引き続き今の会社に残るわけですから、言い方を間違えると、会社批判にもなり、残っていく上司からしたら気分が悪くなる可能性もあるので注意が必要です。

くれぐれも今の会社の不満にならないよう、伝え方には細心の注意を払いましょう。上司の気分を害さないように転職しないとできない仕事内容などを伝えつつ、前向きな意思表示をすることが重要です。

上司も本気で引き止めたい場合、今の会社でもステップアップできる道を提示してくる可能性があります。その際は、なぜ、今の会社ではなく、転職先の会社で実現できるかを明確に説明する必要があります。「○○業界で力を試したい」など、今の会社では変えられない内容だとスムーズです。
また、もう1つ大事なのはあなたの仕事ぶりやスキルに見合わないキャリアアップ説明してしまうと、上司が「それは無理だよ」、「スキルが足りないよ」などと否定的に接してくる場合もあるので、あまりレベルの高い仕事などは語らないようにしましょう。

他の仕事にチャレンジしたい:前向きな例その2

違う職種にチャレンジも立派な理由

「他にやりたい仕事がある」これも前向きな理由になるのでおすすめです。さらに「資格」が必要な仕事であるために勉強に一時的に専念するというのもよく使われる理由です。ただし、この場合には実際に勉強に専念しない場合にはあとあと嘘をついていたことになるので注意が必要です。

他にやりたい仕事があると伝えたからには、しっかりとやりたい仕事についての情報は入手しておき具体的に今後どうするつもりか聞かれた場合に答えられるようにしましょう。もちろん、詳細まで回答する義務はありませんので、ある程度で大丈夫です。ただし、納得させたい場合には具体性が必要になってきます。

家庭の事情や介護など:やむを得ない例その1

家庭の事情もよくある理由

この理由を使う場合には、相手の追求を免れやすいというメリットがあります。上司も本心では信じてない場合もあるかと思いますが、家庭の事情や介護などはプライベートなことなので、たとえそれが本当ではないと感じたとしても突っ込んだ追求はしにくいものです。

あまりアドリブの効かない人におすすめの退職理由になります。追求されないので質問に対する答えなどを用意しておかなくても大丈夫です。

ただし、ごく稀にプライベートなことに踏み込むことを気にしない上司だった場合には病気の内容や種類などを聞いてくる可能性もあるので、当たり障りのない回答を用意しておきましょう。「これ以上追求するのは申し訳ない」と相手が思うような回答を準備しておきましょう。

家業を継ぐ、地元に帰る:やむを得ない例その2

地元に戻るケースも

実際に、引越しをともなう退職で、上司や会社の人ともう出会わない距離感であれば「家業を継ぐ」や「地元に帰る」は良い理由です。

しっかりと家業の内容や何をやるかは決めておきましょう。引越しをせずに同じようなエリアで仕事を継続する場合に、伝えた内容と異なると気まづい状態にもなるので注意が必要です。

同じ業界に転職する場合にはおすすめできない理由です。

結婚や夫の転勤:やむを得ない理由その3

夫の転勤についていくケースも

夫の転勤などもやむを得ない理由ではよく使われる退職理由です。また、この理由が本当である場合には止めることはできないので問題はありませんが、円満退社のためだけにこの理由で使うのは避けたいものです。

それは家業を継ぐ場合と同様に、ばったり会った時や他の人からの話で聞いた内容と異なると思われ人柄を疑われかねません。もしも、同業界に転職している場合には気まずいことになる可能性があります。

物理的に離れる場合か、他業界に転職する場合だけにとどめましょう。

退職理由で注意すべきNGパターン

NGパターンに気をつけて

退職理由の伝え方としては、NGパターンがいくつかあるので紹介していきます。NGパターンを踏んでしまうと退職を円満に進められなかったり、引き止めにあうことになり退職するまでの期間をのばされたりすることも考えられます。場合によっては、ズルズルと退職できないとも起こりえるので、気をつけてNGパターンを回避しましょう。

職場や会社に対する不満を退職理由にする

このNGパターンは多いのですが、例え退職をOKしてもらえたとしてもあまり気持ちの良いものではありません。「立つ鳥跡を濁さず」の精神で不平不満をぶつけるだけの退職理由は避けましょう。
以下のようなものが不満をメインとした退職理由です。

  • 上司や同僚などとの軋轢・衝突
  • 経営層の考え方への不満
  • 給料や待遇に対する不満
  • 仕事への評価に対する不満
  • 職場の雰囲気に対する不満

実際にこれらの会社に対する不満が理由だったとしても、それはあえて出さずにステップアップや一身上の都合などを理由として伝える方がおすすめです。

また、このケース待遇改善がなされることを確約されて、引き止めにあうこともあります。もし出すのであれば、改善できないような理由にしましょう。ただし、本当に待遇改善され退職しないでもいいのであれば、理由に加えてもも良いかもしれません。

出産を理由にすると復帰をすすめられる

子供との時間を大切にしたい

出産はどんなことがあっても一旦は会社には来なくてもよくなるのですが、「休職」という方法を勧められる可能性があります。特にあなたが優秀な社員であればあるほど、いったん「休職」をして出産後、育児をしてから1年くらいで復帰というパターンに説得される可能性があります。

もちろん、「育児に専念したい」という意思表示をすればいいのですが、昨今は育児休暇後に働く女性もかなり多いため、特に会社の育児休暇制度がしっかりしてる会社だと「休職」で落ち着かせる可能性があるので、しっかりとした意思表示を見せましょう。
もちろん、育児休暇を使って休職の方がキャリア形成や経済面で有利なのは事実なので冷静に多方面から判断すると良いでしょう。

それでも本当に退職したい場合、無難なのは「育児に専念したい」と伝えること。その結果、仕事を開始したとしても、育児と両立できると分かったので仕事を開始したと言えばいいので、同業界でも気まずさはありません。

円満退職するための上司に切り出すタイミングは?

退職を伝えるタイミングは

円満退職するには納得できる理由を伝えるだけでは不十分。上司や同僚はあなたの退職とは関係なく日々業務に追われ慌ただしく過ごしています。
そのため、退職までのステップも含めて、上司に切り出すタイミングも注意して選びましょう。

→転職の流れは、「退職の流れを知ってスムーズに賢くミスなく退職!ステップごとに解説!」を参考に。

上司への切り出しは、理想は2ヶ月前

上司への退職の切り出しタイミングは、退職希望日の2ヶ月前です。どんなに遅くとも1ヶ月半前くらいに伝えましょう。もちろん、法律上は2週間前となっていますが、現実的には引き継ぎなどを考え円満退職にはこのくらいの準備期間は必要です。

さらに有給を完全に取得しながら退職する場合にはその有給分をプラスしておきましょう。

ただし、これ以上の猶予を与えてしまうと上司も伸ばせるだけ伸ばそうと考えることもあります。ある程度の性急さは伝えた方いいでしょう。
もちろん、他にちゃんとした理由(試験勉強や出産など)があれば半年前や場合によっては1年前でもかまいません。

切り出し方は真剣さを対面で伝える

避けたいのは「メール」のみで済ませる方法です。
「メール」だけで退職や退職理由を切り出して、話し合わないのは失礼な作法だと覚えておきましょう。上司からすれば、いきなり切り出されて、退職を済まそうとしていると考えてしまいますし、決して円満退職にはなりません。

まずは上司をさりげなく相談があると時間を作ってもらうか、メールで重要な話があるので個別に打ち合わせをしてもらえないか伝えて簡単な場を設けてもらいましょう。とてもお世話になった上司であれば、ちょっとした飲みの場を設けてもよいでしょう。

切り出し方は、その上司や部署との関わり合いの度合いに応じた方法を選んでください。最低限のマナーとしては退職の意思表示は直接口頭で伝えましょう。ある程度、親しい間柄であれば、すぐに意思が伝わり話を聞く姿勢に入ってくれるはずです。

社内や取引先への退職の挨拶メールは退職の挨拶メールって難しい?社内・社外によって使い分けるポイントと例文をご紹介!をご覧ください。

退職理由の理想は「前向き」に切り替えること

誠意を持って伝えよう

本当の退職理由が会社への不満だった場合には、退職理由にはある程度を建前で上司には伝えなければならないのはしょうがないことです。ただし、気をつけなければならないのは真実を偽って伝えたりや、少ししたらバレてしまうような嘘はつかないことです。

ましてや同じ業界に転職する場合には、信用をなくすような行為はやめましょう。実家に帰ると言っていたのに、同業界への転職が業界内の人間関係で知れ渡っては何かと退職手続きなどで嫌がらせを受ける可能性もあります。
それくらいなら「一身上の都合」を通すが理想的です。

そのため、同業界で働く場合には最低限の理由としては、「前向き」な理由である「キャリアアップ」をおすすめします。やはり「前向き」な理由は否定しづらいですし、問題に発展する可能性は最も低くなります。

また、退職後も関係を続けようと思っている人には誠実に、本音を伝えておくことも大事なことです。どんな信頼関係のある人でも嘘をつかれていると気分は良いものではありません。

今後も関係を続けていきたい人には本音を伝えておき、相談などをできることが理想になります。最初は、オブラートに包んで伝えていたとしても、徐々に本当のことを伝えていくという方法でもよいでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?会社を辞める際には退職後のことばかり考えてしまうものですが、まず大切なのは円満に退職をすることです。退職がままならなければ、次のステップアップも叶えることができません。

まずは新しい仕事の1つだと思って、退職を円満に進めていきましょう。そのポイントとなるのがしっかりとした退職理由作りですので、次の転職先などを考慮した上で理想的な関係のまま円満に退職しましょう。

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